知っておきたい子どもの健康:子どもの感染症

最近の感染症は、シーズンといわれる時期が過ぎても流行し続けたり、抗菌薬が効かない劇症型のものが出るなど、さらに注意が必要です。
子どもは感染症にかかりやすい
子どもは免疫が未発達なため、さまざまな感染症にかかりやすく、重症化したり、深刻な合併症を起こすリスクがあります。
感染症の治療は、細菌が原因のものは抗菌薬による治療が基本ですが、ウイルス感染症は、インフルエンザ(内服薬・吸入薬)や水痘(内服薬)、新型コロナウイルス(注射製剤)等を除いた多くのものは対症療法での対応となります。しかし、つらい症状を和らげることはできますし、正確な診断のためにも医療機関を受診しましょう。
感染症にかかったら
家庭では、こまめに水分補給をし、子どもの様子をよく観察します。ぐったりしたり呼吸が苦しそうなときはなるべく早く医療機関を受診し、けいれんしたり意識がはっきりしないときは救急車を呼びます。
また、家族への感染防止のために、看病する家族はマスクをして、オムツや嘔吐物の処理をするときは手袋を着用します。オムツや使用済みのティッシュ・マスク等は密閉して捨てます。室内はできるだけ換気をして、共用部分は消毒しましょう。ウイルスによってはアルコール消毒が無効です。ノロウイルスやアデノウイルスなどには塩素系消毒剤を使いましょう。
感染症を防ぐために
ワクチンのあるものは、接種時期になったらなるべく早く予防接種を受けさせましょう。
生活面では、しっかり手洗いやうがいをさせること、規則正しい生活をさせることも大切です。栄養バランスのよい食事と十分な睡眠をとらせ、適度な運動をさせます。
周りの大人から子どもに感染を広げることのないように、のどの痛みや咳などの症状があるときはマスクをするなど咳エチケットを心がけましょう。
また、乾燥するとウイルスに感染しやすくなるので、室内の湿度を50〜60%に保つのも有効です。
