Woman's Health News:月経周期とアルコール

月経のある女性には女性ホルモンによる周期的な体質変化があり、お酒の影響が出やすい時期があります。PMSや月経痛はアルコールによって増強される傾向があり、そのような時期は意識してお酒をセーブするなど、女性ならではの注意点があります。

もともと女性はお酒に弱い!?

 女性は、男性より肝臓が小さい、女性ホルモンの影響でアルコール代謝速度が遅い、体脂肪が多くからだの水分量が少ないので血中アルコール濃度が高くなりやすいといった身体的特徴があります。そのため、お酒の害を受けやすく、男性の2/3程度の飲酒量で肝硬変になる(肝硬変になるまでの年月も短い)といわれています。そのため、女性の1日のアルコール摂取量の目安*は男性の半分が望ましいとされています。

* 健康日本21の目標:アルコール量で男性は20mg、女性は10mg(ビールだと250cc、ワインだと1杯、日本酒だと1/2合)

注意しなければならない時期

 さらに女性は月経周期や閉経に伴う体質変化があり、お酒を飲むときも注意しなければならない時期があります。なお、妊娠中・授乳中の飲酒は赤ちゃんに悪影響を与えるので厳禁です。

月経前

からだの状態

PMS(月経前症候群) でイライラや落ち込みなどが生じやすく、メンタル不調から逃れるためにアルコールに頼る傾向が強くなる。またアルコールはPMSの症状を悪化させやすい。

注意すること

常習化するとアルコール依存につながりやすいので、お酒に頼るのは避ける。PMSがつらい場合は婦人科の医師に相談を。

月経中

からだの状態

月経中は子宮を収縮させるプロスタグランジンの作用により、腹痛や頭痛、吐き気などが起こりやすい。アルコールはそれらの症状を助長する作用がある。また、血液循環が促進されるので経血量も増えやすい。

注意すること

いつもより量を控えめにし、無理をしない。経血量の増加による貧血にも注意。

更年期

からだの状態

女性ホルモンの減少による心身の不調に加え、精神的な問題を抱えやすく、アルコール依存症になりやすい。大量飲酒が続くと骨粗しょう症、乳がんのリスクも高まる。

注意すること

お酒以外のストレス解消・リラックス法を心がける。眠れないときの寝酒はNG。不眠やイライラなどの更年期症状がつらい場合は婦人科の医師に相談を。