今すぐできるがん予防:必ず受けようがん検診の精密検査

国はがん精密検査の受診率の目標を90%としています。精密検査まで受けて初めてがん検診の意味があります。対象となった人は必ず精密検査を受けましょう。


日本人の2人に1人ががんにかかり、死因の第1 位でもあります。
ここでは、私たちが簡単にすぐに取り組めるがん予防法を紹介します。

※ ここでいう「予防」には、がん検診を受けて早期に発見・治療する「二次予防」が含まれています。

精密検査までが「がん検診」

「要精密検査」ってどんな状況?

「要精密検査」となった現在の状況は、「がんである可能性があるので、精密検査で確かめる必要があります」ということです。「がんかもしれない」状況なので、「症状がない」などの理由でそのまま放置するのは非常に危険です。

一次検診とどうちがうの?

一次検診は、安全性重視の比較的簡易な検査で、健康な人と、少しでもがんの可能性が疑われる人をふるいわけするものです(「スクリーニング」といいます)。よって、精密検査でくわしく調べることで初めて本当にがんかどうか診断されます。

がん検診とがん発見率(10,000人あたり)

※ 人数は大腸がんのがん検診受診者1万人あたりの精密検査受診者
がん発見者の人数(2020年度) 厚生労働省「令和3年度地域保健・健康増進事業報告の概況」より

早期発見なら治りやすい(Ⅰ期で発見された場合の5年生存率)
大腸乳房子宮頸
98.7%85.6%98.8%100.0%93.6%

※全がん協5年相対生存率(2011~2013年診断症例)

精密検査を受けていない方へ

対象となった大部分の方が精密検査を受けています。
がんを早期発見・早期治療するチャンスですので、通知を受け取った方はすぐに検査を予約してください。
受診場所については、がん検診を受けた医療機関や自治体、かかりつけ医などに相談してください。

CASE 1:忙しくて受ける時間がない

がん検診で発見されるレベルのがんは、すでに大きく成長して成長速度が増しているので、1~2年で倍の大きさになってしまいます。自分のからだを守るために、半日だけ時間をつくってください。

CASE 2:がんだったらと思うと怖い

精密検査を受けてがんが見つかる人は、そこまで多くありません(子宮頸がん1%、乳がん5%)。がんではないことを確かめて安心するためにも、精密検査を受けましょう。

CASE 3:便潜血検査が陽性…痔のせいでは?

痔であっても便潜血検査で陽性となる確率は、痔ではない人が陽性になる確率とほとんど変わらないという調査があります。今回の出血が痔によるものだと本当に言い切れますか?


早期発見のため、健保の健診や自治体のがん検診などを利用して、定期的にがん検診を受けましょう。