We Love Sports プロサーファー 都筑 有夢路さん

サーフィンを通して
人として成長し続けたい

身近にあったサーフィン

 小さい頃からサーフィンはずっと身近なスポーツでした。もともとはずっとクラシックバレエをやっていたんですが、小学5年生くらいのときにやめてしまったんです。「何か他のスポーツをやってみたら?」と母に言われたときに、兄がやっていたサーフィンに興味をもって、兄にくっついてやるようになりました。
 プロを目指そうという意識は中学1年生くらいのときからありました。中学2年生でプロになれたときは、「自分もプロサーファーなんだ」という自覚と、大人になった気分もあって、すごく嬉しかったのですが、プロとして生きていく責任感や、大変なことなんだという自覚も徐々に芽生えていったのを覚えています。

駆け引きや戦略性も魅力

 サーフィンは、自然と触れ合うスポーツだということも大きな魅力ですが、試合の部分では駆け引きや戦略性がひとつの醍醐味だと思っています。波に乗るには優先権があるんですが、相手に良い波を渡さないように波待ちの場所やどの波に乗るかなど、ずっと頭で考えているんです。そういう選手の動きや駆け引きを見るのも、面白いんじゃないかなと思います。

東京五輪での活躍を経て

 東京五輪で銅メダルをとったことで、おじいちゃんやおばあちゃん、小さいお子さんにも声をかけてもらうことが増えて、五輪の力ってすごいなと思いました。日本のいろいろな人にサーフィンを知ってもらえたことがすごく嬉しいです。メダルをとって一気に注目されるようにもなって、それこそ責任感が増してプレッシャーを感じることもありますが、それがまた自分を強くしてくれると思っています。

死ぬまで成長し続けたい

 今後の目標は、パリ五輪やその後の五輪で、金メダルをとること。世界大会のワールドタイトルをとることも目指しています。自分には、「人として成長し続けたい」という人生の目標があって、何かひとつのことを頑張りたいとずっと思ってきて、それがたまたまサーフィンだっただけなのかもしれません。でも、死ぬまで成長し続けたいという大きな想いがあるので、サーフィンも死ぬまで続けたいと思っています。

Profile ● つづき・あむろ

2001年生まれ、神奈川県藤沢市出身。
3歳の頃、神奈川県の鵠沼海岸へ引っ越し、小学5年生のときに兄の影響をうけてサーフィンをはじめる。
2015年に全日本級別サーフィン選手権大会で3位入賞、日本サーフィン連盟の強化指定選手となり、2019年「WSL WorldJunior Championship」に初出場、アジア人初のWSLワールドジュニアチャンピオンとなるなど活躍。
2021年の東京五輪・サーフィン女子では銅メダルを獲得。木下グループ所属。