今日からはじめる!免疫力改善習慣 ストレス編

【監修】
大阪大学微生物病研究所 情報伝達分野
教授 髙倉 伸幸
新型コロナウイルスの流行で注目される「免疫力」。免疫力が低いと感染症にかかりやすくなりますが、一方で、免疫が過剰反応すると、花粉症などのアレルギーや、体内の組織を攻撃する関節リウマチ・バセドウ病などの原因になります。このシリーズでは、免疫のバランスを整え、うまく働かせるための生活習慣をご紹介します。
自律神経が免疫をコントロール
自律神経とは、身体の機能を自動的に調整する神経で、活動モードの「交感神経」、リラックスモードの「副交感神経」の2つで成り立っています。実は、この自律神経が、異物の侵入からからだを守る、白血球の数や活性化をコントロールしています。
交感神経が優位
殺菌作用をもつ「顆粒球」が増える
副交感神経が優位
抗体等で病原体を攻撃する
リンパ球が増える

ストレスは免疫維持の大敵
免疫キープにとって最大の敵ともいわれるストレス。自律神経などに影響し、下記のように免疫低下を招きます。

■自律神経と免疫力の関係

自律神経を整えて免疫改善
●「光のメリハリ」で良質な睡眠
質のよい睡眠は自律神経を整え、ストレス軽減に役立ちます。起床時は日光を浴びて体内時計をリセット。昼間は明るい環境で、夜は間接照明等を利用し、落ち着いた空間で過ごすのが○。寝る前にストレッチなどで軽くからだを動かし、リラックスするのもおすすめ。

寝る直前までパソコン・スマホを使うのも避けましょう。
● ぬるめのお湯で入浴
39〜40℃のお湯に15分ほどつかってリラックス。自律神経が整い、血流がアップして、免疫機能のサポートに。熱すぎると交感神経が高まるので逆効果です。
最初の5分は肩まで、残り10分はみぞおちまでつかる

免疫にも「笑う角には福来たる」!?
笑いには「自律神経の安定」「セロトニン(別名:幸せホルモン)の分泌」という効果があり、ストレスを軽減させ、免疫機能の活性化を促します。一方、「怒り」はストレスとなり、免疫の働きを抑制することに。動物と触れ合う、好きなテレビ番組・動画を見るなど、笑える環境づくりも大切です。
注意
免疫力をすぐに改善することは難しく、また、遺伝的要素の影響もあるため、個人差もあります。無理に高めようとすると、アレルギーなどが悪化したりすることもあるので、ほどほどに取り組みましょう。
