We Love Sports:陸上競技選手 デーデー ブルーノさん

あきらめることを知っている
それが自分の強さ
サッカーをあきらめ、陸上へ
2歳上の兄がサッカーをやっていた影響で中学校からサッカーをやっていました。高校生になって行き詰まり、1年生の途中で辞めてしまったのですが、自分が向いているのは走ること、と思っていましたし、友人の誘いもあって2年生から陸上に転向しました。陸上のことを何も知らなかったので、練習でやったことや学んだことがすぐに成果につながり、楽しかったですね。100m は陸上の花形ですし、自分の挑戦できるところはコレだと思いました。
また、こういった過程で、あきらめることを知ったこと、そしてただあきらめるのではなく折れずに違う方法で道を模索することを学んだのはとても大きな経験だったと思いますし、それは自分の強さかなと思っています。
競技歴5年で五輪の代表に
大学4年生となった2021年6月に日本学生陸上競技個人選手権で優勝、その後の大会でも自己ベストを更新して準優勝を果たしたことが評価されて、東京五輪の男子4×100m リレーの日本代表に選出されました。競技をはじめてまだ5年、他は実績のある選手が選ばれていたこともあり、不安が大きかったですね。でも実際に代表に参加してみると意外と皆普通の人なんだと思って安心しました(笑)。また、海外の選手が今まで自分が思っていた以上に、意外と細かい部分にこだわってアップをしているのを知って驚きました。東京五輪では走ることはできなかったのですが、世界のレベルを肌で感じることができましたし、次のオリンピックへの気持ちは強くなりましたね。

パリ五輪、そして世界の常連へ
昨年までは学生だったので自分のために走ればよかったのですが、今年は所属企業のセイコーにサポートしてもらっている中、なかなか結果が出せず、結果以上に悔しく申し訳ない気持ちがあります。気持ちを切り替える中で、改めて皆さんの期待に応えたいと強く思い、今は競技面以外の生活や食事なども改善に取り組んでいます。
今の1番の目標は100m でパリ五輪の決勝にいくこと。そして世界の常連に名を連ねるような存在になりたいです。海外を拠点にするなど、今までの陸上選手と違ったスタイルを築いて、競技面・生活面ともに良い影響を与えられる選手になりたいと思っています。
Profile

1999年、長野県松本市出身。
ナイジェリア人の父と日本人の母をもつ。
高校2年から陸上競技をはじめ、2018年に東海大学へ進学、U20日本選手権で優勝。
2019年、ユニバーシアード日本代表に選出。
2021年、日本学生陸上競技個人選手権にて優勝。
東京オリンピックでは男子4×100mリレーの日本代表に選出された。
